皆さんこんにちは!
最近、高齢者ドライバーの運転ミスによる事故のニュースを頻繁に見かけますね 😥
車は私たちの生活に必要不可欠な一方で、ドライバーの高齢化も進みつつあり
一刻も早い自動運転技術の向上・普及が求められつつあるように感じます。
そんな自動運転技術の中でも、安全性のため特に重要視されているのが
人や障害物を認識し、自動ブレーキをかけるためのセンサーの機能です。
精密な感知機能を求められるセンサーの向上のために、自動車はどのような技術革新を経てきたのか、
そしてこの先どう変わっていくのかについて、一緒にソウゾウしてみましょう 🙂 !
さて、私は先程からひとまとめに「センサー」と呼んでいますが、実はメーカーによって搭載されている種類が違うことをご存知ですか?
自動ブレーキのセンサーの種類は、大きく分けると三つに分類されるんです。
①ミリ波レーダー (参考動画:トヨタ「プリクラッシュセーフティ」)
前方を走る車の反射板から戻ってくる電波を検知し、障害物を判断する。
かなり遠くの障害物も検知し、悪天候や逆光にも強い。
一方でコストは高く、この方法では人間を障害物として検知することは事実上できない(近年では、歩行者認識機能を搭載したミリ波レーダーの開発も盛ん)。
②光学カメラ(ステレオカメラ・シングルカメラ)
カメラで写るものの形状を認識し、人間の形をした動くものを障害物として認識できる。
悪天候や逆光には弱く、検知できる距離・角度もミリ波レーダーに劣るが
自動ブレーキをかけるのには十分な距離をカバーでき、リーズナブルな価格。
③赤外線レーザー (参考動画:MAZDA「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・システム」)
検知できる距離はおよそ30メートル先までと短いため、
自動ブレーキの作動や衝突回避ができる車速は時速30km程度が限界といわれている(機能向上によって、時速80kmまで動作可能となった車も)。
価格が安いことが魅力。
自動車メーカー各社は、この三つのセンサーを独自に組み合わせて搭載しています。
それぞれ、コストや機能に得意不得意があるため、それを補いあう形になっているんですね。
この先、全ての問題をクリアした「全く新しいセンサー」を開発するのは難しいですが、
現在あるセンサーの技術向上、そしてその組み合わせによって
より性能の良いセンサーを生み出そうと各社努力しているのです。
💡 ここがソウゾウポイント! 💡
・0から1ではなく、1から2へ。今あるものの力をより引き出す技術を考えよう!
今回、私は三つのうちから
光学カメラの今後の技術革新をソウゾウしてみました。
そこで注目したのがこの技術!(↓下がリンクです)
◎防犯カメラが事故・犯罪を検知して警報・通知する防犯・映像監視システム|ド―ベルマン
こちらは防犯カメラの技術なのですが、その特徴は
単に通りすがりの人なのか、動物なのか、それとも不審者なのか…などを
人間の目のように判別する映像認識技術を搭載していること!
自動車の自動ブレーキセンサーに応用すれば、
その時近づいたものが何なのか、細かい状況の把握が可能になり、
より適切な自動運転動作を行うことができるはずです。
さらに、誤反応を起こす可能性もある雨や雪などもしっかりと見分けられるようになりつつあることから、
この技術を車に適用する余地は十分にあると言えそうですね 😉
〈第六回ソウゾウ報告〉
◎ゼロから何かを生み出すのは難しい。他のものの技術を適用・応用させる柔軟さを持とう!