皆さんこんにちは!
以前、ソウゾウ隊では自動運転技術の発展を支える車のセンサーについて取り上げましたね(→1月30日:未来想像!~車のセンサー編~)。
センサーについて更に調べていると、ある情報に目が留まりました。
“30年前、当時軍事用途が中心だった遠赤外線を用いて、当社は自動ドアセンサを世界で初めて製品化しました。”
自動車が障害物を探知するのにも使われている赤外線が、
それほど遠くない昔に軍事技術として使われていたことを、私は初めて知りました 😯
そこで、他にも元・軍事技術が他の物にも使われていないか調べると、
想像以上に私たちの生活の中で平和に活用されていることが分かりました。
そこで今回は、将来まだまだ車のために活用されていきそうな軍事技術に注目していこうと思います!
元々軍事的用途を目的としていた技術の数々は、車に限らず様々なモノに応用されてきました。
例えば、
冒頭で挙げた赤外線センサーは、元々ミサイルを誘導するために使われていた高価な軍事技術でしたが、
今では自動ドアのセンサーや車の障害物探知センサーに。
また、私たちの生活になくてはならない存在となった携帯電話も、
軍事用無線機の技術を応用してアメリカのモトローラー社が開発したものでした。
更には、このIT時代を支えているインターネットまでもが、
元は戦地と相互に通信するための軍事的用途が基となって発展したといわれています。
(参考元:◎日常生活は軍事技術で支えられている 自動ドアやデジカメも!?|ザ・リバティweb、
◎軍事技術が転用・応用された身近なもの一覧 – いろいろな「はてな」に触れるブログ)
では、車にも他に応用できそうな技術は何かないのでしょうか?
💡 ここがソウゾウポイント! 💡
・これまでの技術の応用からヒントを得て、新たに応用できるものがないか考えよう!
カーナビ・自動運転技術といったIT技術を用いたものはすでに実用化も進んでいます。
となると、その他に応用できそうなものは車体や部品などの物的な技術でしょうか。
軍用機や軍事に使われる車などについて調べてみると、まさに近年、自動車に応用されようとしているものがありました(ソウゾウの先を越されてしまいました… 😥 )。
それが炭素繊維!
もともとは軍用機などで使われており、「鉄より強く、アルミより軽い」といわれるほどの軽さ、そして強度・弾性に優れているものです。
機体をより軽く、より丈夫にするために使われていたため、
一般の航空機やロケット、F1などのレーシングカー向けに応用され、欠かせない材料となっているとか!
そして近年、環境問題に取り組み低燃費化が求められるようになった一般自動車にも
その応用の波が訪れています 😀
(詳しくは下の記事もチェックしてみてくださいね↓!)
◎炭素繊維、EVやFCVが追い風 トヨタやBMWが採用 日本3社は投資加速 – 産経ニュース
軽いため車の燃費が良くなり、強度も上がるとなれば応用しない手はないですね!
ただし、炭素繊維が広く実用化されるにはまだ大きな課題があります。
これまで車体に使われてきた鉄鋼に比べてかなりコストが高く(1キログラムあたり2~3千円)、どれだけ量産化が可能になっても鉄鋼(1キログラム数十円)に敵うほどになるには時間がかかるんです。
実際に炭素繊維が使われた車を、多くの人が買うようになるのは数十年後かもしれません。
ですが、将来普及するかもしれないモノの発端を見ていると思うと、何だかワクワクしますね!
〈第八回ソウゾウ報告〉
◎意外と身近な生活に多く利用されている「元」軍事技術。これからも平和な活用方法を見出していこう!